新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
アイペット損害保険株式会社
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 3
3.事業の内容 ……… 4
4.関係会社の状況 ……… 7
5.従業員の状況 ……… 8
第2 事業の状況 ……… 9
1.業績等の概要 ……… 9
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 15
3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 16
4.事業等のリスク ……… 19
5.経営上の重要な契約等 ……… 23
6.研究開発活動 ……… 24
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 25
第3 設備の状況 ……… 30
1.設備投資等の概要 ……… 30
2.主要な設備の状況 ……… 30
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 31
第4 提出会社の状況 ……… 32
1.株式等の状況 ……… 32
2.自己株式の取得等の状況 ……… 50
3.配当政策 ……… 50
4.株価の推移 ……… 50
5.役員の状況 ……… 51
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 54
第5 経理の状況 ……… 61
1.財務諸表等 ……… 62
(1)財務諸表 ……… 62
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 110
(3)その他 ……… 112
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 113
第7 提出会社の参考情報 ……… 114
頁
第三部 特別情報 ……… 116
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 116
第四部 株式公開情報 ……… 117
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 117
第2 第三者割当等の概況 ……… 121
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 121
2.取得者の概況 ……… 123
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 126
第3 株主の状況 ……… 127
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 平成30年3月22日
【会社名】 アイペット損害保険株式会社
【英訳名】 ipet Insurance CO., Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役 社長執行役員 山村 鉄平 【本店の所在の場所】 東京都港区六本木一丁目8番7号
【電話番号】 03-5574-8615
【事務連絡者氏名】 取締役 常務執行役員 財務経理部長 工藤 雄太 【最寄りの連絡場所】 東京都港区六本木一丁目8番7号
【電話番号】 03-5574-8615
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
回次 第9期 第10期 第11期 第12期 第13期 決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月 経常収益 (百万円) 4,287 5,102 6,364 8,128 10,071 正味収入保険料 (百万円) 4,284 5,100 6,363 8,126 10,067 経常利益又は経常損失(△) (百万円) 391 443 △1,460 307 297 当期純利益又は当期純損失(△) (百万円) 305 344 △1,249 106 196 持分法を適用した場合の投資利益 (百万円) - - - - - 正味損害率 (%) 34.3 34.1 34.6 36.7 38.8 正味事業費率 (%) 46.8 48.7 50.9 49.5 48.7
利息及び配当金収入 (百万円) 1 1 1 1 3
運用資産利回り (インカム利回り)
(%) 0.1 0.1 0.0 0.0 0.1 資産運用利回り(実現利回り) (%) 0.1 0.1 0.0 0.0 0.1 資本金 (百万円) 3,064 3,064 3,064 3,314 3,314 発行済株式総数
(株)
2,426,044 2,426,044 2,426,044 4,696,267 4,696,267 (普通株式) (1,176,044) (1,176,044) (1,176,044) (4,696,267) (4,696,267) (A種株式) (900,000) (900,000) (900,000) (-) (-) (B種株式) (350,000) (350,000) (350,000) (-) (-) 純資産額 (百万円) 2,973 3,318 2,069 2,674 2,886 総資産額 (百万円) 5,157 6,105 5,278 6,978 8,179 1株当たり純資産額 (円) 195.26 337.40 △177.44 569.40 614.62 1株当たり配当額
(円)
- - - - -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額又は
1株当たり当期純損失金額(△)
(円) 125.94 142.13 △514.84 43.60 41.86 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 57.7 54.4 39.2 38.3 35.3 自己資本利益率 (%) 10.8 11.0 △46.4 4.5 7.1
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - - - - -
営業活動による キャッシュ・フロー
(百万円) - - - 1,193 1,014 投資活動による
キャッシュ・フロー
(百万円) - - - △65 △717 財務活動による
キャッシュ・フロー
(百万円) - - - 498 △1
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) - - - 3,218 3,513 従業員数
(人)
136 148 198 235 307 (外、平均臨時雇用者数) (-) (-) (-) (-) (38)
(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記 載しておりません。
2.正味損害率=(正味支払保険金+損害調査費)÷正味収入保険料
3.正味事業費率=(諸手数料及び集金費+保険引受に係る営業費及び一般管理費)÷正味収入保険料 4.運用資産利回り(インカム利回り)=利息及び配当金収入÷平均運用額
5.資産運用利回り(実現利回り)=資産運用損益÷平均運用額
6.経常収益及び正味収入保険料には、消費税等は含まれておりません。
7.第9~11期の1株当たりの純資産額については、期末純資産額から残余財産の分配について普通株式に優先 する種類株式の払込金額を控除した金額を普通株式及び普通株式と同等の株式(普通株式等)の期末発行済 株式数で除して計算しております。なお、種類株式は普通株式と同等と判断し、普通株式等の期末発行済株 式数は普通株式と種類株式の合計により算出しております。
8.第11期において、当社は、経常損失及び当期純損失を計上しております。従来、保険業法第113条繰延資産 は、法令及び当社の定款の規定により算出した額を計上しておりましたが、当社の経営状況が安定し同条の 規定を適用せずとも十分な資本水準を維持することが可能となったことから、財務内容の健全化を図るた め、定款の変更を行うとともに、これを一括償却しております。
この結果、従来の方法によった場合と比較して、経常損失は2,065百万円、当期純損失は1,602百万円、それ ぞれ増加しております。
9.持分法を適用した場合の投資利益については、当社は関連会社を有していないため記載しておりません。 10.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第9期、第10期、第12期及び第13期においては、潜
在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため、記載しておりませ ん。また、第11期においては、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握 できないため、また1株当たり当期純損失金額であるため、記載しておりません。
11.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。 12.従業員数は、就業人員数であります。
13.第13期の従業員数については、臨時雇用者(アルバイト、パートタイマー、派遣社員)の総数が従業員数の 100分の10以上となったため、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。
14.第12期、第13期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則(昭和38年大 蔵省令第59号)及び「保険業法施行規則」(平成8年大蔵省令第5号)の規定に基づき作成しており、ま た、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項の規定に基づき、新日本有限責任監査 法人の監査を受けております。
なお、第9期から第11期の数値については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき 算定した各数値を記載しております。また、当該各数値については、株式会社東京証券取引所の「有価証券 上場規程」第211条第6項の規定に基づく新日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。
2【沿革】
当社は、平成16年5月に母体となる会社を設立、同年9月より共済事業としてペット共済の募集を行ってまいり ました。
その後、平成18年4月の改正保険業法の施行に伴い、平成20年3月には少額短期保険業者となり、株式会社アイ ペットとして同年4月からペットの医療保険「うちの子」及び「うちの子プラス」、平成22年2月にはペットの手 術保険「うちの子ライト」の販売を開始しました。
さらに、平成24年3月に損害保険業免許を取得、アイペット損害保険株式会社に社名変更し、現在に至っており ます。
年月 概要
平成16年5月 東京都中央区銀座に株式会社スロー・グループを設立
平成16年9月 アイペットクラブ健康促進共済事業(任意組合)設立、共済事業を開始 平成18年6月 特定保険業者として関東財務局へ届出
平成20年2月 株式会社アイペットへ社名を変更 平成20年3月 少額短期保険業者として登録
平成20年4月 ペットの医療費用保険「うちの子」、「うちの子プラス」の販売を開始 平成20年12月 東京都千代田区霞が関に本社移転
平成22年2月 ペットの手術費用保険「うちの子ライト」の販売を開始
平成23年2月 株式会社ドリームインキュベータが株式譲渡により当社株式を取得 株式会社ドリームインキュベータの子会社化
平成23年12月 保有契約件数10万件突破 平成24年3月 金融庁より損害保険業免許を取得
アイペット損害保険株式会社へ社名変更 平成24年5月 東京都港区六本木に本社移転
平成26年5月 設立10周年
平成27年4月 保有契約件数20万件突破 平成29年3月 保有契約件数30万件突破
3【事業の内容】
当社は、「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る。」とい う経営理念のもと、平成16年よりペット保険事業を行っております。当社が提供しているペット保険には、ペット を家族の一員として飼育している顧客がもしもの時に不安なく、安心して「うちの子」に治療を受けさせることが できるようにとの思いが込められております。
当社では、様々な顧客のニーズに対応できるよう、複数の商品を取り揃えております。ペット保険への認知が高 まるにつれ、当社のペット保険に対する支持が次第に拡大し、平成30年2月末では保有契約が35万件を突破するこ とができました。
顧客と大切なペットが豊かで楽しい生活を送れることがペット共生社会の実現に貢献するものであると考え、今 後もペット保険事業を展開し、損害保険会社としての社会的責任を果たしていくことを目指しております。
なお、当社は損害保険事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(1)商品について
当社では顧客のニーズに合わせ、ペットの通院から入院・手術まで幅広くカバーした犬・猫向けのペット医療費 用保険「うちの子」及び「うちの子プラス」、手術と手術を含む連続した入院に補償を限定し、保険料を抑えたペ ット手術費用保険「うちの子ライト」の3つのタイプの商品を販売しております。また、平成29年4月より鳥・う さぎ・フェレット向けのペット医療費用保険「うちの子キュート」を新たに販売開始しております。
対象動物 商品名 販売チャネル 商品内容
犬・猫
うちの子プラス ペットショップ代理店
ペットショップ代理店専用商品で、ペットの 体調が不安定になりやすい“ペット購入後1 か月間”は診療費を100%補償。2か月目以 降は顧客が選択した補償プラン(70%・ 50%)に応じて補償します。
うちの子 全チャネル
ペットの通院・入院・手術の費用を補償プラ ン(70%・50%)に応じて補償。犬や猫の病 気・ケガをカバーする医療保険です。
うちの子ライト 全チャネル
高額になりがちな手術費用の補償に特化し、 保険料を抑えた商品です。手術と手術を含む 連続した入院の費用を最大90%補償します。 鳥
うさぎ フェレット
うちの子キュート ペットショップ代理店
ペットショップ代理店専用商品であり、鳥・ うさぎ・フェレットの通院・入院・手術の費 用をペット購入の当日から補償します。 特約
ペット賠償責任特約
ペットが他人にケガをさせたり、他人のもの を壊したりして、法律上の賠償責任を負った ときに損害賠償金や訴訟費用・弁護士報酬な ど(※)1事故500万円の範囲内で補償する 商品となります。
(a)ペットショップ代理店
ペッ トシ ョッ プは 当 社代 理店チャ ネル の 中 核代 理店で あり 、平 成30年 2月 末時点 で688社と 代 理店 契約を 締 結 し、1,640店舗で当社商品を販売しております。
主に、ペットショップ専用商品として 、生体購入時から補償が受けられる「うちの子プラス」「うちの子キュ ート」を販売しております。
(b)一般代理店
訪問 相談 や 来店型保 険シ ョッ プ、 保険比較 サイ ト 等と 代理 店契 約を締結 して おり 、 平成 30年2 月末 時点で 187 社、816店舗で当社商品を販売しております。
②ダイレクトチャネル
代理店 を経由せず顧客が保険に加入 する場合、 当社コンタクトセンターから商品の説明を受ける、又は当社が 提供する 資料やウェブサイト 等の内容を確認の上、契約の申込みと 保険料の支払手続きを行うことで、完了とな ります。
また、当社が提供するウェブサイトでは、資料請求や保険料の見積りだけでなく、保険契約締結 まで、すべて 非対面による手続きが可能となっております。
平成29年4月 から平成30年2月までの新規契約のうち 、約4割がインターネット経由での申込となっておりま す。
(3)保険金の支払について
当社では、損害保険会社として重要 な責務である保険金等の支払いを、顧客 が利用 する動物病院 によって以下 の2通りの方法で行っております。
①アイペット対応動物病院で診療を受ける場合
当社と提携している「アイペット対応動物病院」で診療を受けた 場合は、動物病院の窓口で当社が発行してい る保険証を提示することにより補償額が控除され、顧客は補償額を除く負担分のみ支払うこととなります。
アイペット対応動物病院は、全国で4,400病院(平成30年2月末現在)あり、ご協力いただける動物病院ネット ワークを構築しています。当社の保険金請求件数の約8割が対応動物病院の窓口での精算によるものです。
なお、「うちの子ライト」および「うちの子プラス」の100%補償期間(第1保険期間)は窓口での精算ができ ませんので、顧客より直接当社への保険金請求が必要になります。
②アイペット対応動物病院以外で診療を受ける場合
契約者 は動物病院にて一旦診療費の全額を支払い、その後、保険金請求書類を当社に郵送します 。当社が保険 金請求書類を受領 した後、原則30日以内に補償割合に応じた保険金を支払います 。日本国内の動物病院での診療 費が対象となります。
(4)その他サービス等 ①クラブアイペット
クラブアイペットとは、当社と提携している全国の様々な施設やお店で、当社のペット保険の契約者が利用で きる優待 サービスです。トリミングサロンやペットホテルの割引優待 のほか、ドッグカフェ、しつけ教室、ペッ ト雑誌、ペットグッズ等の優待・情報サービスを順次追加しております。
②自社メディア
平成27年10月より3つの自社メディアの運営を開始しております。 (a)ワンペディア・にゃんペディア
「ワンペディア 」・「にゃんペディア」とは 、「獣医 師をはじめとするペットの専門家の方々から情報 をいた だき、ペットに関する知識 を広く提供 する」ために作られた犬・猫辞典です 。ペットとの日々の生活の中で生じ る様々な問題を解決するための情報をお伝えします。
(b)PEDGE(ペッジ)
「PEDGE(ペッジ)」は、「ペット業界の半歩先を伝える。」をコンセプトに、先進的な取り組みや社会的意義 のある取り組みをされている 個人・企業・団体を紹介するインタビューサイトです。ペット業界 の従事者、又は 同業界に興味・関心がありペット業界 のトレンドをいち早く得たいと 考えているユーザーの役に立つメディアと なることを目指しております。
(5)CSV活動
当社はペット保険会社として、顧客 の声へ真摯に対応 し事業に反映するとともに、当社を取り巻く社会問題の 解決や環境の改善に貢献することを通じて、経営理念であるペットとの共生環境の向上を目指しております。
また、「CSV基本方針」を定め、上記の活動が当社の利益だけではなく 、ステークホルダーとの共有 価値の 創造に繋がるものと考え、実践しております。
当社のCSV活動の主な支援先は以下の2つです。 ①特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
世界の難民や被災者の生命を守る緊急人道支援、復興・開発支援 を行っている特定非 営利活動法人ピースウィ ンズ・ジャパン(広島県神石郡神石高原町、代表理事:大西健丞)の理念に賛同し、平成26年11月より活動支援 をしております。当社では 、ふるさと納税制度 を活用して、殺処分寸前の犬や迷い犬らの保護、 譲渡に取り組む 同 団 体 の 「 ピ ー ス ワ ン コ ・ ジ ャ パ ン 」 プ ロ ジ ェ ク ト に 当 社 契 約 者 及 び 当 社 従 業 員 が 寄 付 を 行 っ て お り ま す 。 ま た、新卒 研修の一環として、ピースワンコ・ジャパンを訪問し、保護犬の世話をするボランティア研修を実施し ております。
②特定非営利活動法人ワンコレクション
小学生や幼稚園児を対象に、動物愛護についての教育を行っている 特定非営利活動法人ワンコレクション(東 京都港区、代表理事:道躰雄一郎)の活動を支援しております。この活動は、子どもたちに命の大切さを 学んで もらうとともに、子どもたちがペットに対する正しい知識を得ることを目的としております。
4【関係会社の状況】
名称 住所
資本金 (百万円)
主要な事業の 内容
議決権の所有割合 又は被所有割合
(%)
関係内容
(親会社) ㈱ドリームイン キュベータ (注)
東京都千代田区 4,915
戦略コンサルテ ィング事業 インキュベーシ ョン事業
被所有 64.6 役員の兼任あり
(注)有価証券報告書の提出会社であります。
5【従業員の状況】
(1)提出会社の状況
平成30年2月28日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
356(35) 33.8 3.2 3,652
(注)1.従業員は、就業人員数であり、臨時雇用者(アルバイト、パートタイマー、派遣社員)は、最近1年間 の平均人員を( )内に外数で記載しております。
2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。
3.従業員数が最近1年間において、49名増加したのは、主として事業の拡大に伴う期中採用によるもので あります。
4.当社は、損害保険事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)労働組合の状況
当社の労働組合は、結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
第13期事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
当事業年度におけるわが国経済は、海外経済の成長の下での輸出の持ち直し、好調な企業収益などに支えられた 設備投資の緩やかな増加、雇用・所得水準の着実な改善を背景とした個人消費の底堅い推移などにより回復基調を 継続しております。
ペット業界においては、矢野経済研究所が平成29年3月に発表した「ペットビジネスマーケティング総覧 2017 年 版」に よる と、平 成 27 年度 ペ ッ ト 関 連総 市 場 規模 は 小 売 金 額ベ ー スで 前 年 度 比 1.5% 増 の1 兆 4,720億 円 で推 移 し、平成28年度は前年度比1.1%増の1兆4,889億円と予想されております。今後も、人口減少や少子高齢化の進行 により飼育頭数の大幅な増加は見込みにくいものの、高付加価値製品・サービスの拡大が進むことで、ペット関連 総市場は横這いから微増にて推移していくものと予測されております。
このような経営環境のもと、当社は持続的成長に向け、「お客さま主義の徹底」と「収益拡大」を2本柱に掲げ た平成29年度から始まる中期経営計画(3ヶ年)を策定いたしました。
「お 客 さま 主 義 の徹 底」の 一 環と し て平成 29年 1月 に お 客 さ ま と直接 接 点 のあ る 部 署と し て、保 険金 サ ービ ス 部、契約サービス部およびカスタマー・リレーション部を機能毎に独立・新設いたしました。並行して、これらの 部署を中心に積極的な人材採用・育成も行い、お客さまとの一層のコミュニケーション強化を図り、お客さまの利 便性向上を推進いたしました。
また、当社は「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る。」 を経営理念としておりますが、平成28年12月に「お客さま主義」に重きを置いた共通の価値観として、行動指針、 行動規範及び倫理規範を制定するとともに、経営層による全従業員との対話集会を実施し、全役職員における理念 浸透を強く推進いたしました。
商品・サービスにつきましては、これまで当社では、犬・猫専用の各種ペット保険を販売してまいりましたが、 かねてよりご要望の声が大きかった「鳥・うさぎ・フェレット」の3種類を対象とした「うちの子キュート」の開 発を行いました。新たに商品ラインナップに加えることで、お客さま・取扱代理店・対応動物病院との更なる関係 深耕を図ってまいります。また、当社のブランド力、ペット保険の認知度向上に向け、オウンドメディア等のリニ ューアルならびにお客さま参加型イベントの開催等を積極的に行いました。さらに、CSV活動の一環として動物 愛護精神の普及・啓蒙活動への支援を行うなど、ペットとの共生を可能とする社会基盤の構築を目指す活動を継続 して行ってまいりました。
営業活動につきましては、前事業年度に引き続き、当社のビジネスモデルであるペットショップ代理店を中心と した販路拡大に注力するとともに、既存代理店との更なる関係深耕を図る一方、ダイレクトチャネルにおける契約 獲得の強化、契約継続率の向上施策、広報機能の整備に積極的に取り組んでまいりました。また、新規の取組みと し て、カ スタ マ ー・リ レー シ ョ ン 部に テ レマ ー ケ ティ ン グ チャ ネ ル を 担う 機 能 を整 備 し、運営 を 開始 い た しま し た。このような営 業活動により、当事業年度末の保有契約数は300,203件(前事業年度末より50,873件増加)と、 順調に増加しております。また、株式会社カカクコムが発表した「価格.com保険アワード2017ペット保険の部」に おいて、当社の主力商品である「うちの子ライト」が申込数の多い保険商品として3年連続第1位を受賞しており ます。
以上の施策を行った結果、当事業年度における業績は以下のとおりとなりました。
保険引受収益10,067百万円、資産運用収益4百万円等を合計した経常収益は、10,071百万円(前事業年度比 23.9%増)となりました。一方、保険引受費用5,851百万円、営業費及び一般管理費3,921百万円、その他経常費用 0百万円を合計した経常費用は9,773百万円(前事業年度比25.0%減)となり、その結果、経常利益は297百万円 (前事業年度比3.2%減)、当期純利益は196百万円(前事業年度比85.4%増)となりました。
当事業年度における保険引受及び資産運用の状況は以下のとおりであります。 ①保険引受の状況
a )保険引受利益
区分
前事業年度 (自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日) (百万円)
当事業年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日) (百万円)
対前年増減(△)額 (百万円)
保険引受収益 8,126 10,067 1,940
保険引受費用 4,638 5,851 1,212
営業費及び一般管理費 3,190 3,921 731
保険引受利益 297 293 △3
(注)営業費及び一般管理費は、損益計算書における営業費及び一般管理費のうち保険引受に係る金額でありま す。
b )元受正味保険料(含む収入積立保険料)
区分
前事業年度 (自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当事業年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日) 金額
(百万円)
構成比 (%)
対前年増減 (△)率
(%)
金額 (百万円)
構成比 (%)
対前年増減 (△)率
(%) ペット保険 8,126 100.00 27.7 10,067 100.00 23.9 合計 8,126 100.00 27.7 10,067 100.00 23.9 (うち収入積立保険料) (-) (-) (-) (-) (-) (-) (注)元受正味保険料(含む収入積立保険料)とは、元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を控
除したものをいいます。(積立型保険の積立保険料を含みます。)
c )正味収入保険料
区分
前連事業年度 (自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当事業年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日) 金額
(百万円)
構成比 (%)
対前年増減 (△)率 (%)
金額 (百万円)
構成比 (%)
対前年増減 (△)率 (%) ペット保険 8,126 100.00 27.7 10,067 100.00 23.9
合計 8,126 100.00 27.7 10,067 100.00 23.9
d )正味支払保険金
区分
前事業年度 (自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当事業年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日) 金額
対前年増減 (△)率
正味損害率 金額
対前年増減 (△)率
②資産運用の状況 a )運用資産
区分
前事業年度 (平成28年3月31日)
当事業年度 (平成29年3月31日) 金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
預貯金 5,258 75.3 5,113 62.5
コールローン - - - -
買現先勘定 - - - -
債券貸借取引支払保証金 - - - -
買入金銭債権 - - - -
金銭の信託 - - - -
有価証券 13 0.2 683 8.4
貸付金 - - 8 0.1
土地・建物 28 0.4 28 0.3
運用資産計 5,299 75.9 5,834 71.3
総資産 6,978 100.0 8,179 100.0
b )有価証券
区分
前事業年度 (平成28年3月31日)
当事業年度 (平成29年3月31日) 金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
国債 - - - -
地方債 - - - -
社債 - - - -
株式 11 87.7 - -
外国証券 - - 100 14.6
その他の証券 1 12.3 583 85.4
合計 13 100.0 683 100.0
c )利回り
イ )運用資産利回り(インカム利回り)
区分
前事業年度 (自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当事業年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日) 収入金額
(百万円)
平均運用額 (百万円)
年利回り (%)
収入金額 (百万円)
平均運用額 (百万円)
年利回り (%)
預貯金 1 4,185 0.0 0 5,224 0.0
コールローン - - - - - -
買現先勘定 - - - - - -
債券貸借取引支払保証金 - - - - - -
買入金銭債権 - - - - - -
金銭の信託 - - - - - -
有価証券 0 12 0.9 3 218 1.6
貸付金 - - - 0 2 1.4
土地・建物 - 53 - - 58 -
小計 1 4,251 0.0 3 5,504 0.1
その他 - - - - - -
合計 1 - - 3 - -
(注)1.収入金額は、損益計算書における「利息及び配当金収入」の金額であります。
2.平均運用額は、原則として各月末残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しておりま す。
ロ )資産運用利回り(実現利回り)
区分
前事業年度 (自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当事業年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日) 資産運用損益
(実現ベース) (百万円)
平均運用額 (取得原価
ベース) (百万円)
年利回り (%)
資産運用損益 (実現ベース)
(百万円)
平均運用額 (取得原価 ベース) (百万円)
年利回り (%)
預貯金 1 4,185 0.0 0 5,224 0.0
コールローン - - - - - -
買現先勘定 - - - - - -
債券貸借取引支払保証金 - - - - - -
買入金銭債権 - - - - - -
3.資産運用利回り(実現利回り)にその他有価証券の評価差額等を加味した時価ベースの利回り(時価 総合利回り)は以下のとおりであります。
なお、資産運用損益等(時価ベース)は、資産運用損益(実現ベース)にその他有価証券に係る評価 差額(税効果控除前の金額による)の当期増減額を加減算した金額であります。
また、平均運用額(時価ベース)は、平均運用額(取得原価ベース)にその他有価証券に係る前期末 評価差額(税効果控除前の金額による)を加減算した金額であります。
区分
前事業年度 (自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
当事業年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日) 資産運用
損益等 (時価ベース)
(百万円)
平均運用額 (時価ベース)
(百万円)
年利回り (%)
資産運用 損益等 (時価ベース)
(百万円)
平均運用額 (時価ベース)
(百万円)
年利回り (%)
預貯金 1 4,185 0.0 0 5,224 0.0
コールローン - - - - - -
買現先勘定 - - - - - -
債券貸借取引支払保証金 - - - - - -
買入金銭債権 - - - - - -
金銭の信託 - - - - - -
有価証券 △1 12 △15.7 24 224 11.1
貸付金 - - - 0 2 1.4
土地・建物 - 53 - - 58 -
その他 - - - - - -
合計 △0 4,251 △0.0 25 5,510 0.5
第14期第3四半期累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、海外経済の先行きに不透明感の残るなか、公共投資の増加や企業 収益の回復に伴い、雇用・所得環境の改善や輸出、生産の持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな景気回復基調 が継続いたしました。
このような中、当社は持続的成長へ向け営業活動に注力しており、保有契約数は342,422件(前事業年度末から 42,219件の増加・同14.1%増)と、順調に増加しております。
また正味損害率は、保険金単価上昇等による保険金支払増加により、39.5%となりました。一方、正味事業費率 は、コスト効率化の実施等により46.9%となりました。この結果、両社を合算したコンバインド・レシオは、86.4% となりました。
さらに、鳥・うさぎ・フェレット向け保険である「うちの子キュート」の販売開始、継続率向上へ向けた施策の 実施、予防医療の推奨など、収益拡大へ向けた各種施策にも取組んでおります。
以上の結果、当社における当第3四半期累計期間の業績は次のとおりとなりました。
保険引受収益8,953百万円、資産運用収益38百万円などを合計した経常収益は8,995百万円となりました。一方、 保険引受費用5,312百万円、営業費及び一般管理費3,359百万円などを合計した経常費用は8,679百万円となり、こ の結果、経常利益316百万円となりました。
また、事業規模拡大に向けて基幹システムを開発しておりましたが、開発作業の遅延に伴い今後の開発計画を見 直した結果、特別損失として固定資産処分損256百万円を計上いたしました。
この結果、四半期純損失104百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
第13期事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
以上の結果、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ294百万円増加し、3,513 百万円となりました。
第14期第3四半期累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フローは、797百万円の収入となりました。主に責任準備金繰入額726百万円による ものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,463百万円の支出となりました。主に有価証券の取得による支出1,435 百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済による支出などにより、2百万円の支出となりまし た。
2【生産、受注及び販売の状況】
当社の事業は、提供するサービスの性格上、生産、受注及び販売の状況の記載になじまないため、当該記載を省略 しております。
3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (1)経営方針
当社は、経営理念として「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会 を創る。」を掲げております。経営理念の実現に向けて、当社ではお客さまの様々なニーズに対応できるよう、多 様な商品・サービスを提供し、企業価値の中長期的増大を図ってまいります。
(2)経営戦略等
①販売チャネルの更なる拡大
当社は、ペットショップチャネルを主力の販売チャネルとして位置付けてまいりました。更なる収益拡大のた め、新たな代理店の開拓の他、既存代理店との関係強化のため、新商品の投入や、ITの活用による業務支援にも 取り組んでまいります。
また当社は、ペットショップチャネルの他に、インターネットでの販売を他社に先がけて注力してまいりまし た。今後も、インターネットチャネルに注力するとともに、対面代理店や猫の主要な入手経路となっている譲渡マ ーケットなどの開拓も進めていき、チャネルの複線化を進めてまいります。
さらに、アウトバウンドコール(注1)等のCRM(注2)の活用によるお客さま接点強化により、新契約拡大の 他に、継続率向上にも取り組み、保有契約拡大を図ってまいります。
(注)1.アウトバウンドコールとは、当社コールセンターから契約者や見込顧客に電話をかけることをいいま す。
2.CRM(Customer Relationship Management;顧客情報管理)は、顧客情報を管理することにより、顧客 との関係を深め、継続的に収益を獲得する経営手法のことをいいます。
②強固な事務基盤の構築
当社は、継続的に保有契約件数が増加しております。これに伴い、支払査定や契約管理等の事務手続きが増大す ることから、IT化の推進による事務処理の自動化を積極的に推進してまいります。
また、保険金支払態勢の強化や、事務フローの確立等による事務の適正化、効率化を併せて実施し、強固な事務 基盤を構築してまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、持続的な成長に向けて、成長を表す指標である「経常収益」と、事業の成果を示す「経常利益(未経過 保険料方式)」を重要な指標として位置付けております。
(4)経営環境等
わが国経済は、海外経済の成長の下での輸出の持ち直し、好調な企業収益などに支えられた設備投資の緩やかな 増加、雇用・所得水準の着実な改善を背景とした個人消費の底堅い推移などにより回復基調を継続しております。
ペット業界においては、矢野経済研究所が平成29年3月に発表した「ペットビジネスマーケティング総覧 2017 年版」によると、平成27年度ペット関連総市場規模は小売金額ベースで前年度比1.5%増の1兆4,720億円で推移 し、平成28年度は前年度比1.1%増の1兆4,889億円と予想されております。今後も、人口減少や少子高齢化の進行 により飼育頭数の大幅な増加は見込みにくいものの、高付加価値製品・サービスの拡大が進むことで、ペット関連 総市場は横這いから微増にて推移していくものと予測されております。
③「ハートのペット保険」のブランディングおよび認知度の向上
ペット保険業界はまだ発展途上にあり、保険商品自体もより広く認知されることが必要であると認識しておりま す。そ の よう な 中、当 社の ロ ゴ マー ク は ハー ト を モチ ー フ とし、多く の 方 々に 親 近感 の 持 てる 工 夫を し て おり ま す。ハートは「飼い主さまのペットに対する愛情」を表現し、飼い主さまとペットのハートフルな関係、ふれあい をイメージしております。ハートを見たらアイペットとペットの姿を思い浮かべて頂けるよう、TVCMや多彩なWEB コンテンツを展開し、各種ワークショップの開催やペットイベントの出展を行うことで、より多くの顧客へ認知度 を高めてまいります。また、2017年10月より乃木坂46を当社イメージキャラクターとして起用し、様々なメディア を用いて認知度向上を図っております。
④人員体制、人材教育の強化
当社の顧客主義や収益拡大を実現する組織になるためには、当社従業員の能力の維持・向上、人材の多様性の確 保 が 必要 で あ ると 考 え てお り ま す。その た め、各 分野 に 秀 でた 人 材 の 確 保は もち ろ ん です が、教 育 研修 制 度の 整 備、人事評価制度の高度化等を積極的に推進し、当社従業員の能力の底上げを図るとともに、多様な人材の確保に 努めてまいります。
⑤ERM経営の基盤整備
当社は、リスク・リターン・資本のバランスを 勘案したERM(注1)経営に向けた基盤整備を進め、リスク選好 の枠組み及びORSA(注2)を活用したERMサイクルの構築による経営管理を行うことで、リスク管理プロセスの着 実な実行(PDCAサイクルを有効に機能)等、リスク管理態勢を整備し、より強固な財務基盤を確保する態勢を構築 してまいります。
(注)1.ERM(Enterprise Risk Management; 統合的 リスク 管理)は、保 険 会社 が直面 す るリス クに関して、保 険会社の自己資本等と比較・対照し、事業全体でリスクをコントロールする、自己管理型のリスク管理を 行うことをいいます。
2.ORSA(Own Risk and Solvency Assessment;リスクとソルベンシーの自己評価)は、保険会社・グルー プが現在及び将来のリスクと資本等を比較し、資本等の十分性の評価を自らが行うとともに、リスクテイ ク戦略等の妥当性を総合的に検証するプロセスをいいます。
⑥システム強化
当社は、継続的に保有契約件数が増加しております。これに伴い、支払査定や契約管理等の事務手続きが増大す ることから、事務処理の自動化を積極的に推進してまいります。また、システムの拡張性を確保することにより、 計画的に機能を展開し、リーン(注)オペレーションの実現と事務コストの抑制に努めてまいります。
新基幹システムでは分散しているデータベースを一元化するためのベース作りや事務現場における事務作業の廃 止を通して、お客さまの満足低下につながる事務ミス等の発生頻度を低減し、顧客サービスの向上を実現してまい ります。また、新契約処理におけるタブレット導入の推進や、保険金請求におけるオンライン請求及び自動査定の 導入などにより、業務の効率化を図っております。
(注)リーンは、無駄が無いことをいいます。
⑦資産運用の拡大
当社は、損害保険業を営んでおり、資産運用は本業の一種であります。しかし、その運用資金は顧客から保険料 として収受した資金であるため、資産の安全性及び流動性に留意し、財務の健全性を維持した上で、さらに収益性 の向上を目指してまいります。
⑧CRMの推進
当社は、新契約拡大、継続率の向上へ向けて、CRMを強化してまいります。そのために、基幹システム等の社内 システムや資料請求時の情報、各種イベント実施等などにより、既加入者、未加入者問わず、ペットオーナーの情 報を収集し、セグメントに応じて、効率的な施策を実施してまいります。
⑨代理店の管理
⑩他企業との連携
ペット産業の発展には、ペット業界関係者やペット関連企業との連携が不可欠であると認識しております。この ためには、既に協力関係にある企業との連携強化はもとより、自社メディアやクラブアイペットを通して多様な企 業と関係を構築していくことが当社の経営理念の実現にとって重要であると考えております。
4【事業等のリスク】
当社の財務内容、業績等、投資家の判断に重要な影響を与える可能性があると考えられるリスクには、主に以下 のようなものがあります。当社はこれらのリスクを認識した上で、事態発生の回避及び発生した場合の迅速かつ適 切な対応に努めます。なお、本項における将来に関する事項は、別段表示のない限り、本書提出日現在において当 社が判断したものです。
(1)保険業法等に係る法的リスク
当社は、保険業法第3条に基づき損害保険業の免許を取得した保険会社であり、監督官庁である金融庁による包 括的な規制等の広範な監督下にあります。保険業法等 の関連法令では、健全性確保の観点から、「保険会社に係る 保険金等の支払能力の充実の 状況(以下「ソルベンシ ー・マージン比率」とする。)」をモニタリングしており、 国内の保険会社はソルベンシー・マージン比率を200%超に維持するよう定められております。
ソルベンシー・マージン比率が基準値より低下し、金融庁から是正措置等が発動された場合に、健全性の回復に 向けた業務改善計画の提出・実行、全部又は一部の業務停止を余儀なくされる可能性があります。
ま た、保 険 業 法 は 内 閣 総 理 大 臣 に 対 し て 免 許 取 消 し、業 務 停 止 等 の 保 険 業 に 関 す る 広 範 な 監 督 権 限 を 与 え て お り、原則として金融 庁長官にそれらの権限が委任されています。損害保険業の免許は無期限ですが、当社が、法令 に基づく内閣総理大臣の処分又は定款、事業方法書、普通保険約款、保 険料及び責任準備金等の算出方法書等の基 礎書類に定めた事項のうち特に重要なものに違反した場合、免許に付された条件に違反した場合、又は公益を害す る行為をした場合に、保険業法第133条第1項により、内閣総理大臣は当社の損害保険業免許を取り消すことができ る旨定められております。
本書提出日現在において、当社では上述の事由に該当する事実はありませんが、仮に、当社の免許が取り消され ることになれば、当社は事業活動全般に支障を来すとともに、当社の財務状況や業績に重大な影響を及ぼす可能性 があります。
(2)当社の損害保険事業に係るリスク ①保険引受リスク
保険引受リスクは、経済情勢や保険事故 の発生率が保険料設定時の予測に反して変動すること等により、保険 会社が損失を被るリスクです。当社のペット保険は、適正 な補償内容及び保険料水準を設定しておりますが、経 済情勢や保険事故の発生率、診療費単価水準等が保険料設定時の予測に反して変動した場合、適正な保険料水準 を確保できなくなるなどの不確実性を内包しております。
②資産運用リスク
資 産 運 用 リ ス ク は、保 有 資 産 の 運 用 に 伴 い、保 険 会 社 が 損 失 を 被 る リ ス ク で あ り ま す。当 社 は、預 貯 金 の 他 に、有価証券等を含む多様な資産の運用を行っており、主に以下の様なリスクを内包しております。
(a)市場リスク
当社は、投資信託を通じ、株式や債券、外貨建ての有価証券等を保有しており、株価の下落や金利の上昇、為 替差損の発生により評価損が生じることにより、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (b)信用リスク
当社の保有する有価証券等の資産については、発行者等の信用力の低下や破綻、信用市場の混乱に拠り、資産 価値の減少や元本・利息の回収ができなくなるなど、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (c)不動産投資リスク
当社は投資信託を通じ、不動産を保有しておりますが、賃貸料等の変動等を要因として不動産に係る収益が減 少する、または市況の変化等を要因として 不動産価格自体が減少し、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能 性があります。
③流動性リスク
流動性リスクとは、資金確保又は市場取引において、通常よりも著しく低い価格での取引を余儀なくされるこ とにより損失を被るリスクであります。
当社は、保険金の支払い等に対応するために、必要 な一定程度の現金・預貯金を確保しておりますが、犬・猫 等のパンデミック型の疾病の発生等による急激な保険金の支払い増加により資金繰りが悪化し、通常よりも著し く不利なコストで追加資金の調達や不利な条件での資産売却を余儀なくされることにより当社の財務状況や業績 に影響を及ぼす可能性があります。
④代理店に関するリスク
減退し、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能性 があります。また、保険代理店に対するモニタリングが機 能せず、不祥事や顧客への不利益が発生した場合、当社のレピュテーションの低下又は財務上の損害が発生する 可能性があります。
⑤競合リスク
当社が行うペット損害保険事業において、既存の同業他社の拡大、新規事業者の参入等により、商品・サービ スや代理店獲得に係る競争が激化した場合、新規の契約獲得件数の減少、既存契約の解約件数の増加のほか、広 告宣伝費の増加、商品設計や代理店手数料を見直す、あるいは競合他社が協力金等の名目で資金を投下し、代理 店の獲得に乗り出してきた際には、こうした攻勢に対応を要する等の理由により、収益性が悪化し、当社の財務 状況や業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥事務リスク
事務リスクとは、当社の役職員が正確な事務 を怠る、又は事故・不正等を起こすことにより、当社又は顧客等 が損失を被るリスクです。
当社の事務手続きにおいて重大な過失が発生することにより、事業運営リスクが顕在化した場合や監督官庁に よる行政処分を受ける場合、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑦システムリスク
システムリスクは、システムダウン又は誤作動、セキュリティ対策の不備等が原因となって、当社若しくは顧 客等が損失を被るリスクです。
当社は、自然災害・大規模災害、事故、サイバー攻撃等による 不正アクセス及び情報システムの開発・運用に かかる不備等により、情報システムの停止・誤作動・不正使用 が発生するシステムリスクを一定程度に抑える対 応を実施しておりますが、重大なシステム障害を始め全データの消失等の想定外な事象等の発生により当社の情 報システムが機能しなくなり、事業中断を余儀なくされた場合に、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能性 があります。
⑧システム開発プロジェクトに係るリスク
当社は、ペット保険市場の拡大に伴い継続的に保有契約件数が増加しており、平成30年2月末時点において、 保有契約件数は35万件となっております。更なる業容拡大に向けて基幹システムを開発しておりましたが、開発 作業の遅延に伴い今後の開発計画を見直した結果、平成30 年3月期第3四半期に特別損失として固定資産処分損 256百万円を計上いたしました。当社は、システムの拡張性の確保や事務処理の自動化を実現することで今後の業 容拡大に対応すべく、平成29年9月より新たな基幹システム開発プロジェクトを推進しており、平成31年11月の 基幹システム更新を予定しております。本書提出日現在においてプロジェクトは概ね計画通りに進捗しておりま すが、今後、何らかの理由によりプロジェクトが遅延又は中断した場合には、プロジェクト費用の増加、新商品 開発の遅延、既存システムの継続使用によるコスト増、固定資産除却損の発生等により、当社の業績や財政状態 に悪影響を及ぼす可能性があります。また、その他のシステム開発においても開発費用が資産計上されるため、 一定の投資後に開発計画が中断した場合は除却損の発生等を通じて経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑨情報漏えいに係るリスク
⑪大規模災害等における事業継続性に係るリスク
当社では、首都直下型地震等の大規模な自然災害や新型インフルエンザのような感染症の大流行により、不測 の事態に備えて、BCP(事業継続計画)の策定をはじめとする危機管理態勢を整備することにより、事業中断期間 を一定程度に抑え、継続的に事業を行える 態勢を整備しておりますが、この事業継続計画の想定を超えるような 大規模災害等が発生した場合に、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑫風評リスク
マスコミ報道やインターネット上の書き込み等で、当社に対する否定的な風評が発生し流布した場合に、それ が事実に基づくものであるか否かに関わらず、当社の社会的信用に影響 を与える場合があります。当社では、こ れらの風評の早期発見及び影響の極小化に努めておりますが、悪質な風評が流布した場合には当社の財務状況や 業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑬訴訟リスク
当社は、弁護士などと相談しながら訴訟 の発生リスクを極小化しており、本書提出日までのところ重大な訴訟 問題は発生しておりません。しかし、損害保険事業に関した訴訟においては、当社が不利な結果を被る可能性も あり、将来にわたって 当社の業績に影響を及ぼす訴訟や係争が発生する可能性があります。また、同様に、他社 が係争中の訴訟において、損害保険会社に不利な判決が下された場合においても、潜在的な訴訟リスクや顧客対 応にかかる事務コストの増加につながる場合があります。これらの結果、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす 可能性があります。
⑭普通責任準備金の積立基準が変更されるリスク
損害保険会社は、保険業法施行規則第70条第1項第1号に基づき、事業年度毎に、普通責任準備金として未経 過保険料残高と初年度収支残高の大きい方を負債計上し、当事業年度の残高と前事業年度の残高の差分を繰入額 として当期に費用計上します。未経過保険料残高は、保険契約の未経過期間に対応する保険料の合計額でありま す。一方、初年度収支残高は、「保険料=保 険金+営業費及び一般管理費」が成り立つことを前提とする理論で あり、毎決算日において当年度契約に係る利益相当額は責任準備金として負債計上されます。
当社では、初年度収支残高が未経過保険料残高を上回って推移しており、現状、初年度収支残高によっていま すが、今後、未経過保険料残高が初年度収支残高を上回り、未経過保険料残高によることとなった場合、繰入額 が大幅に変動することにより、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能性があります。
参考情報として、直近5年間の未経過保険料残高・繰入額、初年度収支残高・繰入額及びそれぞれの方式によ る経常利益は以下のとおりで推移しております。
なお、当社では社内管理用の指標として未経過保険料方式による損益を重視しており、未経過保険料方式による 経常利益は、「初年度収支残方式による経常利益+初年度収支残方式による繰入額-未経過保険料方式による繰入 額」により算出されます。
(単位:百万円) 決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月 初年度収支残高 1,297 1,560 1,676 2,135 2,612
未経過保険料残高 551 641 818 1,922 2,351
初年度収支残方式による 繰入額
334 263 116 458 477 未経過保険料方式による
繰入額
99 90 177 1,103 429
初年度収支残方式による 経常利益
391 443 △1,460 307 297 未経過保険料方式による
経常利益
626 616 △1,521 △336 345 (注)未経過保険料の算定方法は、従来、純保険料を基礎とした1/24法(月央基準)によっておりましたが、顧客
保護の観点から、より保守的に責任準備金を積み立てるため、平成28年3月期において営業保険料を基礎と した1/12法(月末基準)に変更しております。
⑮異常危険準備金の取崩しが発生するリスク
損害保険会社は、保険業法施行規則第70条第1項第2号に基づき、異常危険準備金を責任準備金として負債計 上する必要があります。異常危険準備金とは、異常災害による損害の填補に備えるため、事業年度毎に収入保険 料の一定割合を積み立てる責任準備金の一種であり、大蔵省告示第232号第2条の別表で記載されている基準損害 率を超える場合に、当該損害率を超過した 支払保険金相当額について、異常危険準備金の前事業年度残高から取 崩すこととされています。
当社が扱うペット保険においては、取崩しの判断基準となる損害率は50%であるところ、当社の損害率はこの 基準損害率を基準を下回るため、収入保険料に3.2%を乗じた金額を事業年度毎に積み立てておりますが、今後、 当社の損害率が上昇した場合は、取崩しが 発生することにより、当社の財務状況や業績に影響を及ぼす可能性が あります。
なお、直近5年間の異常危険準備金繰入額及び残高は以下のとおりであります。
(単位:百万円) 決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月
異常危険準備金繰入額 138 163 204 260 322
異常危険準備金残高 405 569 773 1,034 1,356
⑯親会社グループとの関係について
当社の親会社は(株)ドリームインキュベータであり、本書提出日現在で当社発行済株式総数の64.6%を所有し て お り ま す。親 会 社 グ ル ー プ は、連 結 子 会社 8 社 及 び 持 分法 適 用 会 社 2 社(平成 29年 3 月 末 日 現在)で構 成 さ れ、戦略コンサルティング事業及びインキュベーション事業を主たる事業としております。同社はインキュベー ション事業の一環として、平成23年2月に当社を子会社化しております。
ア.親会社グループにおける当社の位置付け
当社は、親会社グループの事業のうち、インキュベーション事業に区分されますが、平成28年3月期におけ る親会社のセグメント開示では、開示基準に従い、保険セグメントとして営業投資セグメントから独立して掲 記されております。また、当社への投資はインキュベーション事業の一環であるという親会社の経営方針に照 らし、当社株式は、最終的に全て売却される予定です。なお、親会社グループ企業において当社と競合する事 業を営む会社は存在せず、現時点において、今後も競合が想定される事象はないものと認識しておりますが、 将来的に親会社の経営方針に変更が生じた場合等には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性が あります。
イ.親会社グループとの取引関係
当社と親会社グループとの取引は生じておりません。
ウ.親会社グループとの資本関係
当社は、自らの経営責任を負って独立した事業経営を行っておりますが、当社の親会社である(株)ドリーム インキュベータは当社発行済普通株式の64.6%(本書提出日現在)を所有しており、当社は同社の連結子会社 となっております。また、親会社は当社株式を最終的に全て売却する予定ですが、当社の株式公開後において も、当面は連結を維持する方針であります。
5【経営上の重要な契約等】
6【研究開発活動】
7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 本項に含まれる将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。 その作成には、経営者による会計方針の選択適用、資産・負債及び収益・費用の開示に影響を与える見積りを必 要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の 結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。
当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表「重要な会 計方針」」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針の適用が、財務諸表に大きな影響を及ぼすと考え ております。
①繰延税金資産
繰延税金資産の回収可能性の判断に際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。将来の課税所得は 過去の業績等に基づいて見積っているため、将来において経営環境の変化により課税所得の見積りが大きく変動 した場合、税制改正によって法定実効税率が変化した場合等においては、繰延税金資産の回収可能額が変動する 可能性があります。
②有価証券の減損
その他有価証券について、時価が取得原価に比べて著しく下落した場合、回復する見込みがあると認められる ものを除き、合理的な基準に基づいて減損処理を行うこととしております。今後、株式市場の状況によっては、 有価証券評価損を計上する可能性があります。
③貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定及び償却・引当規程に基づいて、回収不能見込額を貸 倒引当金として計上しておりますが、貸付先の財務状況が変化した場合には、貸倒損失や貸倒引当金の追加計上 が発生する可能性があります。
④支払備金
保険契約に基づいて支払義務が発生したと認められる保険金等のうち、未だ支払っていない金額を見積り、支 払備金として積み立てております。今後、見積りに影響する新たな事実の発生等により、支払備金の計上額が当 初の見積り額から変動する可能性があります。
⑤責任準備金
保険契約に基づく将来における債務の履行及びパンデミック型の疾病等の大数の法則が機能しないリスクに備 えるため、責任準備金を積み立てております。当初想定した環境や条件等が大きく変動した場合には、責任準備 金を上回る保険金支払が発生する可能性があります。
(2)経営成績の分析
第13期事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) ①経常収益
当事業年度の経常収益は、保有契約数の増加等により、前事業年度に比べて1,943百万円増加し、10,071百万円 となりました。
②経常費用
当事業年度の保険引受費用は、保有契約数の増加等により前事業年度に比べて1,212百万円増加し、5,851百万 円となりました。営業費及び一般管理費は、従業員数の増加等により前事業年度に比べて731百万円増加し、 3,921百万円となりました。結果として経常費用は、前事業年度に比べて1,952百万円増加し、9,773百万円となり ました。
③経常損益及び当期純損益
経常収益から経常費用を差し引いた経常利益は、前事業年度に比べ9百万円減少し、297百万円となりました。 以上の結果、経常利益に特別損失及び法人税等を加減した当期純利益は、前事業年度に比べ90百万円増加し、 196百万円となりました。
第14期第3四半期累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日) ①経常収益
保険契約の新規獲得等により、保険引受収益は8,953百万円となりました。また、有価証券等への投資により、 資産運用収益は38百万円となりました。以上の結果、経常収益は8,995百万円となりました。
②経常費用
損害保険業の根幹である保険金支払や査定業務等により、保険引受費用は5,312百万円となりました。また、保 険契約に対して支払う手数料や会社規模の拡大に伴う人員強化等により、営業費及び一般管理費は3,359百万円と なりました。以上の結果、経常費用は8,679百万円となりました。
③経常損益及び四半期純損益
事業規模拡大に向けて基幹システムを開発しておりましたが、開発作業の遅延に伴い今後の開発計画を見直し た結果、特別損失として固定資産処分損256百万円を計上いたしました。
この結果、経常利益316百万円、四半期純損失104百万円となりました。
(3)財政状態の分析
第13期事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) ①総資産及び純資産の状況
当事業年度末の総資産は、保険事業の拡大と資産運用の拡大等により前事業年度末に比べ1,200百万円増加し、 8,179百万円となりました。
純資産は、前事業年度末に比べ212百万円増加し、2,886百万円となりました。